2013年2月19日火曜日

食文化

今朝の札幌は晴れの様な曇りの様な・・・天気です。

最近は、また沢山雪が降って、歩く人も車を運転する人も大変です。
今朝の通勤時、前を走るバスと路肩に積み上げられた雪山の高さがほとんど同じ・・・
大好きな春は遠い、今日この頃です。



さて、18日(月)に、核酸のご愛用者様でもある私の仲間が、日経新聞の全国版に掲載されましたので、ご紹介します。



有限会社ナカジマの中島康晴さんが運営している、自社で育てたサフォーク種の羊の肉を提供するジンギスカンのお店「いただきます」です。

元々は、ゲーム会社を運営していましたが、子供に継承したい仕事として「食」を選ばれて、その中でも北海道の名産であるジンギスカンに目を付けて、自らサフォーク種の羊を育てるところから手掛けたこだわりのお肉を提供しています。

私の個人的な仲間でもある中島さんですが、ある時、突然中島さんから私の携帯に核酸の注文の電話が入りました。

驚きつつも、配達を兼ねて会社に訪問すると、過去に継続して核酸を使っていたとの事・・・

あっ!!!

当時、弊社で直営していた健康サロンに核酸を買いに来ていた事を思い出し、話に花が咲きました。


ケガをした農場の場長さんの為にご購入されました。



北海道はジンギスカンの産地ですが、実は北海道産のジンギスカンは北海道ではなかなか食べる事ができません。

「少年よ!大志を抱け!」で有名なクラーク博士の像がある羊ヶ丘展望台の隣にも羊が沢山飼育されていますが、展望台の中のレストランのジンギスカンは、残念ながらそこで飼育されているお肉では無いんです。

以前、京都から代理店様の御一行様が来道された際、千歳空港で販売されていた北海道産の「生ラム肉」にとても感動されていましたが、実は北海道に住んでいても、なかなか食べられない物なんです。



以前、無添加のハム、ソーセージを製造している会社の社長から伺った話より・・・

ソーセージを作る際、鮮度の良いお肉を使わないと水分と脂が上手く混ざらず、乳化剤や安定剤を入れないと作れないと言われていました。

鮮度の良いお肉には、ATPと呼ばれる細胞の活動に不可欠な成分が残っているから、添加物を使わなくても良く混ざるそうですが、鮮度が落ちるとATPは消失する為、そのままでは混ざりにくくなる為、添加物を使わざるを得ないそうです。

物によっては大量の添加物を使う為、出来あがる量が元々のお肉の1.5倍~2倍にもなる物もあるそうです。


この社長は、本場ドイツにハム&ソーセージ作りの修行の為に3年ほど居た様ですが、ドイツでは全国流通するハム&ソーセージではなく、その地域で昔からある工房で昔ながらの製法で作られるものを主に食していると言われていました。ビールも同様の様です。



なるほど!

地域の物を地域で消費すれば、添加物もいらないので新鮮で安全な美味しい自然の味を堪能する事ができます。
それが食べたければ、その地域に赴き、その風土の中で食を楽しむのが自然です。

それを北海道の物を沖縄で食べたり、沖縄の物を北海道で食べようとするから、添加物など不自然なモノが必要となります。

その結果、私たち日本人は、1年間で4kgとも8kgとも言われる食品添加物を食べ続けています。

発展途上の地域にコンビニができると、土葬されたご遺体が腐らずに何年もそのままで残っているという話を聞いた事があります。

日本国内でも、ご遺体が傷みにくくなっている為、以前は大量に使っていたドライアイスを使わなくてもよくなってきている・・・と、私の知り合いの葬儀やさんから実際にお聞きした事もあります。



1980年代後半、ファストフードなどの台頭によって、ヨーロッパで昔からの伝統的な食文化が存続の危機を迎えた事がきっかけとなり、イタリアからスローフードという運動が始まりました。

昔ながらの工房で、昔ながらの製法で作られていた食が、スローフードの活動によって見直され、守られてきたのだと思います。




「私たちは動植物の命を頂いて、自らの命を繋いでいます。」

効率や便利さではなく、如何に新鮮で、安全なモノを戴くかが、食に関して最優先されるべき判断基準だと思います。

そう考えると、地元で採れた新鮮な食材を積極的に食べる事が、健康な毎日にとって最も重要な事であり、それが農業や酪農を反映させていく源泉となるのだと、私は考えています。


最後に、北海道に来て美味しいジンギスカンが食べたいと思う時には、是非、中島さんの「いただきます」に行ってみて下さい。



ジンギスカン羊飼いの店「いただきます」
http://xn--u8jf3af20ad.net/

※お使い物で関東の方にお贈りした際、「ラム肉と言われなければラム肉とわからない程、クセがなく美味しいお肉でした」との感想を戴きました。

2013年2月13日水曜日

米農家さん訪問

半月ぶりのアップとなってしまいました。

今週月曜日の祝日、札幌市白石区のミニバレーの大会に出場し、優勝しました。

最近は、準優勝、3位ばかりでなかなか優勝出来なかった嬉しかったです!!!

今回は、全般的に調子も良く、大事なところでスパイクもサーブも決まり、チームメイトの皆さんの調子も良くて、久々に快勝!といった優勝でした。





先週、道東の別海町の友人のご紹介で、奈井江町の米とメロンを生産している農家さんに行ってきました。

奈井江町は、岩見沢市と美唄市の中間に位置する人口6,300人の町で、かつては炭鉱で賑わっていましたが、現在は農業と製造業が主な産業です。

予備知識も無く、友人に言われるがまま行ってきましたが、実は凄い農家さんでした。

北海道で今、有名なブランド米として、「ゆめぴりか」があります。
モチモチしていて、北海道でも大人気のお米です。

奈井江町は、この「ゆめぴりか」の産地として有名な地域で、今回伺ってきた農家さん達が生産しているお米は、専門誌では最高ランクの評価を受けていました。


砂川産ゆめぴりかが、今回伺った生産者さんのグループのお米です。


以前、隣町でメロンに核酸を活用していただいた事があり、その時に窓口で担当してくれていたお客様にも同行して頂き、当時の話や、サクランボやブドウに活用した事例なども資料を見て頂きながらご説明させて頂きました。

とても知的な生産者さんで、頭の回転が素晴らしく早く、話がスムーズに通る印象で、お話していても気持ちが良い内容でした。


お米は、札幌のお隣の当別町で核酸米を生産されている桧山農場さんの資料を見て頂き、無農薬栽培や減農薬栽培の際の活用例を見て頂きました。

メロンでは、過去に隣町の核酸栽培の資料を見ていただき、糖度が異常に高くなっている点に驚かれていました。


核酸B液のサンプルをお渡しし、色々とお試し頂く予定です。


まだまだ厳しい冬です。。。



今回お聞きした生産者さんのお話は、今の農業の難しさを改めて感じる内容でした。

メロンでは、国道沿いに畑が並ぶ地域で知名度が上がって来たため、農家さんは利益率の高い直売所で良い品を販売し、一般市場にはそれ以外の商品を出荷していた為、市場価値が低下してブランド自体が崩壊してしまった例。

米では、北海道のお米では、全国ナンバーワンの栄誉を受けたお米の地域で、一斉に同じ米を作り始めた事で、品質に格差が生じてしまい、ブランド価値が下がる事で価格を下げて販売する悪循環に陥り、やはりブランド力が低下してしまった例などのお話をお聞きしました。



今回伺った生産者さんは、伊勢丹に並ぶお米を基準に生産されている非常に志の高い方で、故に直売でも価格はほとんど値引きしていませんでした。

商品力を高めながらブランド力を高め、それを維持していく事の難しさを感じました。

そして、自分たちの畑を、地域を、そして食材を一生懸命守り、育てている生産者の皆さんの努力は並大抵の努力では無いと思います。

毎日食べるなら「ふっくりんこ」がオススメの様です。



北海道は日本の食料倉庫を言われる位、農業地域です。

弊社社長が大切にしている言葉に、「食は命なり、人の生は食をもって第一とする」があります。

私たちは、気軽にパッケージや価格で食物を選びがちですが、私たちが口にしたものは、1年後、4年後、7年後の自分の体を作る基になります。

我が家も育ち盛りが3人いますので、良いものばかりは買えませんが、せめて生産者の見える食材を選んで行きたい。

できれば、生産者さんに直接赴いて食材を調達していきたいと、年々強く思っています。


まずは、お米とメロン。

乞うご期待です!!!


「食は命なり!」