2012年12月14日金曜日

ジクロロフェノール

今朝の札幌は小雪・・・

事務所からの景色


ジクロロフェノールをご存じですか?



水道水の殺菌や農薬などに使われている化学物質です。

この、ジクロロフェノールという化学物質が、食物アレルギー発症の一因となっている可能性があるという研究結果が発表されました。

研究したのは、米国アレルギー・喘息・免疫学会!

ジクロロフェノールは、農薬の製造に使われている為、農薬処理された果物や野菜にも含まれている可能性があるそうで、水道水をミネラルウォーターに変えるよりも影響は大きい様です。



今食べたものは、数日後には体中の細胞の原料となり、1年後には体を構成している成分のほとんどが入れ替わります。

ですから食べ物はとっても大事なんです・・・




特に子供は、体が出来あがり成長が止まるまでの間は、食事や飲み物はと~っても大事です。

しかし、子供の朝食にポテトチップスとコーラ・・・!?という家庭もあるらしく、親としては信じられない現実もある様です。

食材を流通させるには一定のルールを守らなければならず、メーカーとしては原価を抑える為にできるだけ安価な原料を使わなければならず・・・

消毒や保存といった分野には、必ずといっていいほど化学物質が使われます。

それらが毎日体に入る事で、アレルギーのみならず、体には何らかの影響が出てもおかしくはありません。

特に妊娠、出産を控えたご両親や成人前の子供は、その影響は「大」だと思います。



巷では、農薬がダメ!食品添加物がダメ!など頻繁に目にしますが、自給率40%以下の日本では輸入食品に頼らざるを得ない現状から避けて通れない現状もあります。




大事なのは、「何を選ぶか?」

私たち消費者が賢くなり、自分の体を、家族の体を健やかに保つ為に、その源となる食品に何を選ぶかによって、メーカーの取り組みも変わるのだと思います。



新鮮でオーガニックな食材が、体に最も良いのは誰でも知っています。

でも、それだけで体を守れる訳ではありません。



自分の体に合うもの、合わないものを見極めて、体調を見ながら食べるものや生活習慣を調整していく事が、とっても大切な事だと思います。



例えば、子供の頃の「好き嫌い」。

最新の遺伝子研究で、子供の好き嫌いが、自分の体を守る為の防御作用だという事が分かってきました。

根のあるものは動く事ができない為、天敵から身を守る為に毒を持っています。

人類は長い歴史の中で、比較的毒の少ない植物を安全なレベルで食べられる様に品種改良を繰り返してきましたが、それでも若干の毒は存在しています。

特に香りや刺激の強いモノは、毒が強くなります。

これらは、子供の成長を阻害する可能性がある為、遺伝子が好き嫌いとして口に入らない様にしている様です。

ですから、年を重ねる度に成長を阻害するモノから身を守る必要が無くなり、好き嫌いが減り色々なモノが食べられる様になります。



人それぞれの歯の形でも、肉を食べても問題無い方と、問題の出る方が大体判別できます。

自分の体と相談しながら食べるものや生活習慣を選んで行く事が、今の私たちには必要ですし、親は子供にそれを習慣付けてあげる事が最大の使命だと思います。



出ている現象ばかりに目が行きがちですが、何故出たのか?を考えて行く事が私は大切だと思います。

2012年12月10日月曜日

餅つき

今日の札幌は、温かい朝です。
昨日の朝と比べると、7℃も違うそうです・・・これで夜は、またスケートリンク状態です・・・

今朝一番のお電話は名古屋のお客様でしたが、名古屋ではなんと積雪10cm!!!
北海道と違い、大混乱しているのではないでしょうか?

歩く時も車を運転する時も、皆さん気を付けましょう。



昨日は、いつもお世話になっている方の自宅で、大餅つき大会が行われました。

数年前に、町内会のお正月餅つき大会以来・・・

長男は選抜の練習、次男は練習試合の為、私と長女りおの2人で参加しました。



建設会社を営む方のビルの1階の会場に入ると、もち米を大量に蒸している蒸気で、既に熱気ムンムンでした。

石の臼と木をくり抜いた臼の二つで餅つき開始!

蒸し上がったもち米を臼に入れて、杵で十分にこねてから餅つき開始ですが、こねる作業が大変なんです。しかも餅つきの8割方は、このこねる作業で決まります。

そしていよいよ餅つき開始です。



杵の先を濡らして、杵を振り下ろす。

最初に一緒に参加した私の友人が参加しましたが、1回終えただけで汗だくに・・・

次に私も参加しましたが、最初はなかなか心地よく杵をついていましたが・・・

2回、3回と続けるうちに、徐々に勢いを無くし、参加してから4時間後には汗だくのヘロヘロ状態に・・・

しかし、つきたての餅は最高に美味しかったです!!!

きなこ、納豆、大根おろし、雑煮に加え、あんこ餅、いちご大福、よもぎ餅など、多彩な餅の数々にお腹も十分に満足させて頂きました。

帰宅時に、2升分のお持ちを頂き、今朝は少し早めの「餅入り雑煮」を堪能しました。



町内会の餅つき大会に参加した時もそうでしたが、ご年配の方々は見事に杵をつきます。

私たちやもっと若い男子は、ちょっとやってバテバテになっていましたが、諸先輩の皆さんは、その後も何度も何度もついていました。

私が小学生の頃でも、町内で餅つきをするところは少なくなり、我が家も餅つき器で餅をついていましたが、高校時代にはそれも無くなり、お店で切り餅を買ってくるようになり、餅つきを見たり参加したりする機会はほどんどありませんでした。



今回、餅つきに参加して感じた事がありました。


①出来たてが食べられる事。

②自分の体を使って食事や食材を作る事。



食材は、採れたて、出来たてが最も体に優しいと思います。

どれだけ体に良いとされる素材でも、加工の工程が増える毎に、作られてからの日数が経過する毎に自然からの恩恵は損なわれ、やがて害を及ぼす事になる事も多々あります。

自然なものを、自然な状態で新鮮なうちに頂く事。

すなわち、これは生命を頂く事になります。


江戸時代中期の観相学の大家と言われる水野南北さんは、人を占う際、その人の飲食の様子を聞いて、それによって一生涯の運、不運を判断したところ、万人に一人の失敗もない事が分かり、人の運命は飲食と一つであると確信し、相法の極意と定め、下記の言葉を残されました。


「食は命なり」

「食はその人の運命を左右する」



世の中には、便利で体に良さそうなものが沢山ありますが、自然界が育んだものだけが自然界で受け入れられ、生命あるものだけが生命を育むのだと思います。

効率の良さや成分の含有量だけではなく、生きたモノを出来るだけ新鮮な状態で頂く事で、美味しさも格別ですし、自分の体にとっても最高の贈り物だと思います。

今食べているものが、1年後の私たちの体を作ってくれます。



それにしても、つきたてのお餅、美味しかったです。

長女りおも、餅つきに参加しました。。。

2012年12月6日木曜日

中村勘三郎さん、逝く・・・

歌舞伎界に新たな風を送り続けていた中村勘三郎が、ご逝去されました。


57歳という年齢は若過ぎますが、石原裕次郎さん、美空ひばりさんをはじめ、スポーツ界や芸能界などでひときわ大きな輝きを放つ存在は、若くして天に召される方が多い様に思います。

また、プロ野球の横浜DeNAの中畑清監督の奥さまも、ガンで亡くなられました。
59歳だった様です。


今朝のテレビで、歌舞伎研究の専門家の先生がコメントされていましたが、古典的な歌舞伎の枠にとどまらず、様々な分野で歌舞伎界のすそ野を広げた先駆者で、これから益々ご活躍される存在だっただけに誠に残念と言われておりました。

ご冥福をお祈り申し上げます。



中村勘三郎さんは食道ガンの手術を受けたのが7月で、約4ヶ月後に亡くなられました。

手術は12時間と報道されていますが、そうであれば初期の軽い病状ではなく、相当進んでいたのではないでしょうか?

また、術後に肺炎を起こした事が今回の事に繋がった様ですが、その原因は手術で人工肺を長時間使用した事や抗ガン剤などにあったのではないでしょうか?



私は、仕事柄、その様な事例に触れる機会が多いのですが、もしその様な治療を行っていなければどうだったのだろう?

手術は受けても、その後の抗ガン剤や放射線などで化学療法を受けなければどうなっていたのだろう?と、たらればはありませんが、いつも考えてしまいます。



私は今までに、末期ガンの治験例を多々見てきました。

完全にガンが消失したり、病院で宣告された余命よりも何倍も長くお元気に過ごされている例が沢山あります。

そのまま今もお元気にされている方もいらっしゃいますが、頭を悩ませて、理解できない様な事例もありました。



手の施しようが無いとの事で緩和ケアのみになっていた状態から核酸を飲み始め、結果的に治癒されましたが、社会復帰されると、ガンが発症する前の生活に戻ると短期間でガンが再発・・・

しかし、その後は様々な理由で核酸が使えなくなり、そのまま亡くなられてしまう例が少なくありません。

核酸に限らず、ガンが治癒する事例は沢山存在しますが、一旦治癒したものが再発した場合、同じ事をすればまた良くなるのでは?と考えるのが一般的な事と思っていましたので、当初は理解が出来ず、随分頭を悩ませました。




しかし、私の父の様に、46歳で脳溢血で倒れ、99.9%助からないという宣告を受けたにも関わらず一命を取り留め、その後も全身の血管がボロボロで90歳の身体だから2年以内に同じ病気が発症すると言われたにも関わらず、現在74歳という例もあります。


私は出した答えは、

「結局、寿命は誰にも計る事は出来ない。どの様な年齢で亡くなられても、それがその方が生まれて来る時に決めてきた寿命」

という事になりました。




自分の大切な方を亡くすという事は、計りしれない大きな悲しみを伴いますが、それを乗り越えていく事も大切ですし、自分自身も、明日事故に合うかもしれませんし、何歳まで生きられるか?という寿命は、誰にもわかりません。


★自分の体調が悪い時は、無理をせず、ゆっくり休む。

★日常生活の中に、自分の体調を崩す原因が潜んでいますので、体調が悪いと感じた時にその前の習慣を振り返り、体質に合わない事には注意する。

現代社会では、実践の難しいこの2点ですが、少し意識するだけでも随分違いますので、実践してみてはいかがでしょうか?




毎日を悔いが残らぬように過ごす事が大切ですね。