2012年5月15日火曜日

コレステロールのお薬

先日の日曜日、昨年悔しい準優勝だったミニバレーの「かなもりクリニック杯」に出場しました。

ゴールデンウィーク中に開催された「ゴールドカップ杯」で足首を痛めてしまい、相方の先輩も足を痛め、チーム練習できぬまま出場し、悔しい準優勝・・・
しかも昨年と同じチームとの決勝戦で、同じ様な負け方・・・学習能力が・・・

まだまだ修行が足りません・・・



コレステロールの高い方が飲む薬「スタチン」に、「横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)」という副作用がある事をご存じですか?


最近の記事で、「スタチンの高用量使用による重篤な筋肉障害の発生は不明」がありました。


横紋筋は、主に骨格を動かす筋肉です。

コレステロールのお薬の「スタチン」には、これらの筋肉を溶かす副作用があるのです!!!

医薬品の添付文書の副作用の欄の中に、横紋筋融解症が明記されています。



コレステロールを下げるお薬を飲み始めてから、おしっこの色が顕著に濃くなったり、筋肉痛の様な症状や階段の上り下り、物を持つなどの動作が辛いなどの症状は、横紋筋融解症という副作用かもしれません。


この記事にある様に、重篤な筋肉障害というのは稀かもしれませんが、筋力の低下位の症状は相当な頻度で起こっているのではないかと、私は感じています。



胆嚢と筋肉も関係があり、胆嚢を手術で取ってしまった方は、筋肉が弱り易いというのは随分前から言われており、年配の方で胆嚢を切除した方では、実際に筋肉に張りや力が無くなっている例が少なくありません。




4月に釧路市に出張した際に、お集まり頂いたお客様の中に、足の悪い方が多数いらっしゃいました。
勉強会終了後、足のケアの方法をお伝えさせて頂きました。

初参加の女性の足をマッサージした際、筋肉に張りが全く無い事から、コレステロールの薬を飲んでいないかを確認すると、やはり飲んでいました。


この女性は、2年前からコレステロールのお薬を飲み始めていて、足の調子が悪くなってきたのは1年前から・・・

薬を飲み始めてすぐに顕著な変化が起これば分かり易いのですが、1年も経過してから出てくると、何が原因で起こっているのか全く分からなくなります。


コレステロールのお薬を飲んでいる方で、最近、足腰が弱くなってきたな~と感じたり、重たい物が持てなくなってきたり、背中や肩のコリが強くなっていたら要注意!!!です。



色々な方とお話していると、「コレステロールは出来るだけ低い方が健康的」と勘違いされている方が少なくありませんが、コレステロールは高すぎるよりも低すぎる方が問題になり易いんです。

慶應義塾大学の近藤誠医師の著書「成人病の真実(文春文庫)」の中に、コレステロール値は高くていいという内容が記載されています。

福井市で、1986年から1989年までに健診を受けた男女3万7千人を対象に5年間追跡した調査結果が記載されていましたが、その内容は驚きの内容でした。


この結果から、男女共にコレステロールが低い程、死亡率が高くなっています。
この内容からは、お薬を飲んで下げる必要性が感じられないと、近藤医師は書かれています。

次に、スタチン剤を服用されている方のコレステロール値と死亡者数です。

こちらも、最も死亡者数の少ないのがコレステロール値が200~280までです。
特に200以下になると高くなり、180以下になると最大値になっています。

コレステロールは、細胞を作る上で必要不可欠なもので、その他にも様々な役割を担っています。
それをむやみに下げる事で問題が生じやすくなり、より低ければ良いという誤った認識に発展してしまいます。

以前から、コレステロールも血圧も年齢と共に徐々に上昇していった方が健康で長生きすると言われていましたが、これらのデータはそれを裏付ける内容となっています。



昨年10月の日経新聞では、「コレステロール、高い方が長生き?」という記事が掲載されていました。

コレステロールが高い問題があるとしているのは、日本動脈硬化学会のデータに基づいています。
しかし、日本脂質栄養学会のデータでは、例えば男性の場合、悪玉コレステロール(LDL)が100未満になると肺炎やガンが増え、そう死亡者数が大きく上昇しているようです。
女性では、高い値でも総死亡率の上昇は見られなかったとも書かれていました。



私の個人的な意見ですが、検査の結果は正常値の方が良いとは思いますが、多少高くても慌てて治療する必要は全く無いと思います。

何か異常があったら、まずは生活習慣の見直しが先決であって、それを何年か継続的に実施しても改善されなければ治療を検討すれば良いと思います。


多くの方が、身体に異常が出ると降って湧いた様な出来事のように言われますが、先天的な疾患を除いた多くの症状はご自身の生活習慣の中に大きな原因があります。



身体に負担をかける習慣で過ごし、異常が出たら原因の生活習慣を変えることなくお薬で数値だけを一時的に下げるのが当たり前の現代・・・




食べる物を変えて、 身体を動かすだけで、今病院に通っている方の多くは健康な身体になれると私は思っています。

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