iPS細胞・・・
京都大の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞され、日本中が祝福ムードだった最中に、水を注す様な出来事がありました。
事実はどうあれ、多くの方々が実用化を心待ちにしている最先端医療ですから、これからの研究に影響が無い事を祈るばかりです。
今朝のテレビで、ラグビーで頸椎を損傷し、首から下が麻痺してしまった方が出ていました。
口を使って車いすを操縦したり、素早くキーボードを打つ姿は、人間の可能性が無限大である事を感じさせると同時に、少しでも機能が回復する治療法が確立して欲しいと切に感じました。
今回のiPS細胞の成果は、私たち人類にとっても大きな希望ですが、悪くなったら取り替えるのではなく、まずは病気にならない様に自分で予防できる事は予防してく事が大事だと思います。
「自分で予防できないトラブル」
と
「自分で予防できるトラブル」です。
「自分で予防できないトラブル」は、先天的な障害や事故、ケガなどによるものです。
iPS細胞は、まさにこの分野で大きな希望となります。
一方、「自分で予防できるトラブル」は、生活習慣病などの慢性病です。
全ての症状には原因があり、先天的な要因を除き、症状の大半は生活習慣など、自分が日常行なっている行動が主な原因となります。
熱が出たら解熱剤、咳がでたら咳止め・・・など、出た症状の全てを何の疑問も持たずに止めようとします。
しかし、熱が出るのには必ず原因があります。
★例えば風邪を引いた場合・・・
体の免疫力が低下する(疲労、冷えなどにより)
↓
菌やウィルスに感染する
↓
39℃以上に発熱(免疫を向上させるには39℃以上の発熱が必要)
↓
2~3日かけて体内の原因を解消!
↓
菌やウィルスの死骸や戦ってくれた免疫細胞を鼻水や痰として排泄
↓
4~5日で、体内の不定愁訴を処理し、疲労も解消されリフォームされたピッカピカの体になる!
という流れが一般的です。
全ての症状には大切な役割がありますが、免疫を向上させる為の熱を下げて、菌やウィルス、白血球の死骸の排泄しようとする咳や痰を止めてしまうので、体のリフォームが完了せず、良くなったような、ならないような、何ヶ月も風邪を引きずっている様な症状が続きます。
最近では、頭痛薬などで使われる鎮痛薬は脳卒中や心筋梗塞のリスクを高くする事が分かっていますので、総合感冒薬などの使用も余程のとき以外は控えた方が良いと思います。
また、何に感染しているのか分からない場合でも、ウィルスに効かない抗生物質を使用しているケースもあり、恐ろしい限りです。
私たちの体には「免疫力」という、最先端の医薬品が全く及ばない高度な防御機能が備わっています。
免疫力は、日頃から多少の雑菌などにより鍛えられ、強化されていきますが、逆に無菌室の様な菌やウィルの居ないところでは数時間で免疫機能が低下して、あっという間に感染症にかかってしまいます。
疲れたときは早く休み、身体を温めて、正常な体温(万国共通で36.5℃以上)を維持していれば、免疫力は高く保たれ、風邪を引かない体になります。
また、食べ過ぎたら調子が戻るまで控えるなど、出た症状を抑えるのではなく症状の原因となる習慣や行動や止める事で、薬を使わなくても大概の症状は解消出来ます。
健康は、病院が作ってくれるのではなく、自分の体が作っていくものです。
まずは、ご自分の体調に合わせた生活を心掛けてみてはいかがでしょうか?
追伸
私は小5まで毎月風邪を引いていた子供でしたが、15年以上、発熱、風邪などは一切発症していません。丈夫になったものです。
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