2012年11月22日木曜日

本当は意味がない「健康診断」①

今朝の札幌は、晴れのち曇りといった天気です。

すっかり冬です・・・

通勤時、幌平橋の上にて



先日、週刊誌にとても参考になる記事が記載されていました。

題名は「本当は意味がない『健康診断』」!!!

衝撃的です。



以前から、交流のある複数の医師からこの記事の内容はお聞きしていましたが、それが週刊誌とはいえ、集約されたダイジェスト版が記事となって掲載されていました。

とても画期的な事ですので、抜粋してご紹介します。



「一般健康診断は(病気の)羅患率と死亡率のいずれの低下にもつながっていない」

今年10月にデンマークで公表されました。

これは、心血管疾患やガンをはじめ、全ての病気について同様だった様です。

研究班は、アメリカとヨーロッパで行われた14件18万人分の臨床実験の結果を分析して、9年間追跡して違いを調べた結果です。

調査を行なった医師は、みんな自分の体を車と同じように考えて車検の様に定期検査しているが、生物学は、そんなに単純ではないと言われています。

海外では、この発表以前から過剰検診の問題点が度々指摘され、健診の効果を検証する研究がすすめられていた様です。

日本でも、2005年に厚生労働省の援助によって調査研究で、一般的な検診の24項目の内、16項目は有効性が薄いと結論づけられていた様です。

必要な検査が見落とされ、必要の有無に関わらず一律で同じ検査を受けるのは有効性が低いのではないでしょうか?



以前、車の整備工場を営んでいた知人から聞いた話ですが、整備士も医者も、優秀な人はわずかな道具があれば、検査で発見できない問題点を見つけることが出来たと行っていました。

整備士は、ドライバーの様な工具とトンカチの様な工具を使って、車のいたるところをコンコン叩いて調べトラブルを見つける。

医者も同じで、優秀な医者は、脈をとり、聴診器と視診だけで病気を見つける事が出来た。

その方が体調不良の際、病院に行っても異常なしと言われるだけで、症状の改善が全く無かった時、紹介されて年配の医者を訪ねたところ、聴診器と視診、脈だけで膵臓に問題がある事を指摘して、大きな病院を紹介されたそうです。

調べた結果、膵臓にごくごく初期の腫瘍があったと言われていました。


膵臓のガンは発見するのが難しいらしく、発見された時点で手の施しようが無いケースをよく聞きます。



最新の検査技術の進歩や機器の発達は大切ですが、検査の細かい結果ばかりを気にしていますが、木を見て森を見ないのと同じで、体全体で何が起こっているのか?

なぜ体に症状が発症したのか?

そして、なぜその原因を把握して、改善しないのか?

いくら薬で症状を抑えたり数値を整えても、日常的に症状の原因となる習慣続けていると、やがて再発し、再発する度に重篤化したり他の症状へと派生していく・・・



何が原因となるかは、体質が違うので一人一人違います。

テレビやインターネットで体に良いと言われる事でも、Aさんには薬になっても、Bさんには毒になる事もあります。



一度、ご自身の習慣を書き出して、先入観無くチェックされると良いと思います。

岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットの様に、食べたものを全て記録していると、自分の傾向がよ~く解ります。
私も実践して、注意しているつもりでも、意外に体に悪そうな傾向がありました。



定期的な検査は良いですが、その前に生活習慣の見直しが大切ではないでしょうか?



続く・・・





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