2013年4月15日月曜日

酪農学園大学パート② 食品栄養化学研究室

昨日、出席していた札幌ミニバレー協会の総会終了後に、長男が近くの中学校で練習試合をしているので見学に行く話をしたところ、大学までバレーボールをやっていた友人が一緒に見に行く事に・・・

何と、長男達のバレー部顧問の先生とその友人はお互いに中、高、大で何度も対戦していた同級生で、久しぶり~なんて挨拶をしていました。

狭い世界だな~と思っていたら、昨年から長男の中学校に来てくれているコーチは友人の高校の後輩で、その友人の弟くんの2級下の後輩だった・・・
友人が大学自体には、母校に練習を付けに行った際にも会っていたとの事・・・

人の縁とは、どこでどうつながるか・・・本当に分からないものですね・・・



前回は、話が脱線してしまいましたので、今回は本題に入ります。

今回、ご紹介頂いて伺った場所は、酪農学園大学の食品の研究、特にレアアースならぬレアシュガー???「希少糖」の研究をされている教授にお会いしてきました。

糖分は美味しいし、魅力的な栄養分ですが、、肥満や糖尿病などのネガティブな印象も強いですが、実は体に良い機能をもった糖分も色々とあるようです。


例えば、オリゴ糖の一つである「ラフィノース」。

ビート(甜菜)から取れるラフィノースの甘み度は、通常のお砂糖を100とすると20程度で、カロリーは半分で、胃や小腸で消化吸収される事なく大腸に届きます。
大腸に達したラフィノースは腸内の善玉菌であるビフィズス菌の増殖源となり、悪玉菌といわれる大腸菌・ウェルシュ菌等を駆逐してくれます。



こういった体に良い糖の研究をされている教授に会いに行った訳ですが、面白いお話を沢山お聞きすることができました。

今後、共同研究が出来るように協議していく予定です。




参考になった話を一つ・・・

私は常々、近年何にでも添加されている「ブドウ糖果糖液」が様々なトラブルの元凶だと考えていますので、その話題を教授にしたところ、まさに専門家!!!と思うコメントを頂きました。

清涼飲料水に添加されている糖分をスティックシュガーに換算した場合の資料を見ると、500mlのペットボトルの清涼飲料水の中には、恐ろしい程の糖分が含まれています。

教授の話によると、冷たい物ほど甘みを感じにくくなる為に、冷たくても十分な甘さを感じる為には大量の糖分が必要だと思うとの事でした。

一生のうちにペットボトルのジュースを1本だけ飲むのでしたら全く問題ありませんが、毎日飲んだり、1日に何本も飲む習慣のある方の場合には、身体はたまったものではありません。

本来、ブドウ糖と果糖の状態で2種類の糖分を同時に摂取する事はありませんが、ブドウ糖果糖液は同時に2種類の糖分を摂取できます。

これは膵臓に多大な負担をかけてしまう為に、糖尿病や膵臓炎などの生活習慣病の大きな原因となる事が考えられます。

そうか・・・キンキンに冷やして飲む場合は、甘みを感じにくくなる為、大量の糖分を添加しなければならないんですね・・・

芸能人で慢性膵炎で長期療養をされる方が増えていますが、カロリーやコレステロールの摂り過ぎに加えて、このブドウ糖果糖液が大きな元凶の一つではと睨んでいます。



下記の記事は、ブドウ糖と果糖の関係と、身体にどう影響するかが記載されていますので、参考までにご覧下さい。

「膵臓は果糖をあじわっている」


大量生産で全国や世界に販売される食品には、魅力的に見える品が多数ありますが、飲食物の基本は性能や効率ではなく「鮮度」だと思っています。

私たち日本人が昔から食してきたもの、住んでいる地域で昔から食べられていたものを新鮮な状態で頂く事が体にとって一番の薬になると思います。



食品栄養化学の分野との交流は、今後楽しみな活動の一つです。

乞うご期待!



それにしても、酪農学園大学のキャンパスは広い!!!




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