2011年3月7日月曜日

夕張メロン農家の森元さん

今日の札幌は、雨で風邪が強い大荒れです・・・

12月に雨で大荒れとは・・・
おかしな天気です・・・


一昨日、メロンで有名な夕張のメロン農家を営んでいらっしゃる「森元さん」の所に行って来ました!

一級建築士の田附さんのご紹介で、2度目の訪問。

1回目は、弊社核酸を活用した肥料を製造しているメーカーさんのご紹介でお邪魔しましたが、今回は核酸B液のご紹介でお伺いしてきました。

前回はご自宅でしたが、今回は森元さんが営むユースホステルでお会いさせて頂きました。


田附さんが設計した角ログの素敵なログハウスで、ロケーションも最高で、ユースホステルではもったいないのでは?と思うようなところでした。



着いてロビーに移動したら音楽が流れていて、森元さんは何やらオーディオを操作している。


実は森元さん・・・若い頃から真空管などのオーディオの部品を集め、現在はアンプやスピーカーなどを自作される程のマニア・・・


そして、森元さんに色々な情報を提供していたのが田附さんだったんです。。。

早速、田附さんが持ってきた数枚のレコードをかけて、音質のチェック!

素人の私からすると、その場で演奏しているかの様な音や臨場感に鳥肌が立ちましたが、作ったばかりのスピーカーは音が固いらしく、あと1年位すると少し音が出るようになってくるよ、と田附さん・・・

奥が深そうな世界でした・・・



音チェックが終わった後に、いよいよ核酸のお話へ・・・

以前、核酸配合の資材の話でお伺いした際には、今の夕張メロンの栽培には多くの経費をかけられないとの理由から、使用するのは難しいとのお話でしたが、その状況は現在も同じで、年々厳しくなっているとの事。

森元さんは、近隣の食品工場から出る廃棄物を回収し、オガクズや菌を使った独自の方法で堆肥にして使用されています。

今まで色々と試してきたが、今のやり方が一番良いとの事。


森元さんの話では、今までにも核酸やキトサンを配合した資材は随分流行ってたと言われていましたが、それはシャケの白子の核酸と思われ、大豆発酵による核酸との違いや、可能性などをお話させて頂きました。

私のお話をお聞き頂き、森元さんは堆肥づくりの中で活用していくのが一番良いと考えられ、来年から色々とお試し頂く事になりました。

どんな結果が出るのか、今から楽しみです・・・


森元さんのお話の中に、夕張メロンは全国的に有名ですが、北海道には富良野メロンやむかわ町穂別のIKメロンなどがありますが、元々はアリスとスパイシーという2つの品種の掛け合わせが北海道のメロンとのお話がありました。

富良野やIKメロンは、アリスという品種寄りで、甘みが強く、日持ちするので販売する方も扱いやすいが、夕張メロンはスパイシーという品種よりで、香りが強く独特の雰囲気が全国的に評判となったが、あまり日持ちしない点が難点と言われていました。

しかも以前とは違い、現在はどんなにお金をかけて良い品を作っても、一定の基準さえクリアしていれば買取額は変わらないので、良いメロンを作る事にお金をかけられないと言います。



森元さんからは農業のみならず、色々なお話をお聞かせ頂きましたが、青森の奇跡のリンゴの木村さん、大分のなずな農園の赤峰さんなどのお話と共通する部分が沢山ありました。

そんなお話をお聞きし、北海道が全国に誇る夕張メロンの繁栄が、財政再建中の夕張市が復興していく原動力になって欲しいなと切に思いました。



最後に、森元さんの言葉で特に印象的だったのが、跡を継いでいる息子さんたちに話している言葉でした・・・

「作物の価格とかかる経費が合わない分は、食べた方が美味しいと喜んでくれた事が補ってくれる。」



TPPへの参加が議論されている昨今、そんな生産者と、それを大切にしている消費者がしっかり繋がって行けたら素敵だと感じるひと時でした。
1年後、スピーカーの音を聞きに来る約束をして、坂本九さんに似た笑顔の素敵な森元さんとお別れしました。


森元さんとのツーショットです。森元さんの横にあるのが自作のスピーカーです。

森元さんのところでは、メロンだけでなく「アスパラ」「ニンニク」「とうもろこし」「長いも」なども栽培し、全国発送されています。


詳細は下記HPにてご確認下さい。
http://www2.ocn.ne.jp/~forest-y/

2010 年 12 月 3 日 11:03 AM

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