2011年3月1日火曜日

免疫力

最近の報道内容や、他の人の話を聞いていると、体を守っている免疫システムが無いかの様に別なもので補わなければならない内容の事柄が多く、誤った認識が常識になっているのではと危惧する様な内容が多いように感じます。


例えば、新型インフルエンザ。。。

一般的には、5日間、おとなしく寝ていたら治る感染症です。

もちろん、インフルエンザに感染すると問題の出る持病のある方などは、一定の予防策をとる必要がありますが、感染しても休んでいれば1週間足らずで治る健常者が大騒ぎするのはどうかと思います。


人間の免疫システムは、一度感染したタイプの菌やウィルスに対して「抗体」なるモノを作り、一生涯、その菌やウィルスから体を守り続けますので、同じ感染は2度としません。

その抗体は新たな菌やウィルスに感染するごとに作られ、蓄積されますので、感染した実績があるほど、強固な免疫システムへと成長していきます。

しかしながら、予防接種で体内に作られた抗体は体内に蓄積されませんので、予防接種の効果が切れると、また感染します。

更に、予防接種の型が違うと何の効果もありませんし、副作用の影響も受けます。


タミフルは、インフルエンザを治す薬ではなく、感染したウィルスを体内で増殖させない為の薬ですから、治すのではなく、通常高熱3日、微熱2日の計5日間と言われるインフルエンザが治癒する日数が、1日程度短縮されるだけです。

あくまでも、治しているのは私達の体に備わっている「免疫力」なんです。


先日、お客様から、「息子が新型インフルエンザにかかったんですが、どうしたらいいですか?」というお問い合わせがありました。


本人はどうされていますか?と聞くと、「処方された薬を飲まず、寝れば治るといって寝ています」との答え。

それでいいんじゃないですか?と返すと、「何かしないと、治らないじゃないですか?!」と不安たっぷり様子。

体には免疫力が備わっていますから、インフレエンザに感染すると問題のある持病がある場合や、余程おかしな症状があるのであれば医師の判断に従う必要がありますが、食欲もあり、自ら養生すると言っているのですから、2~3日もすると熱も下がり、元気になりますよ!


と答えると、「言っている事が分からない!!!」と言って、電話を切られてしまいました。


この女性の方の中には免疫という概念が全くなくなってしまっていて、体に何か起きた事に対しては、全て薬などの治療で対処しなければならないと思い込んでしまっているようでした。


先日、アメリカのマイケル・ムーア映画監督が来日した際に、テレビで秋葉原を歩いていましたが、町を歩く方でマスクを付けている方に、「何故、マスクを?」と聞いていました。

「予防の為です」との答えに、「人間には免疫というものが備わっていて、ばい菌によって免疫が強化されるから、ばい菌は必要なんだよ」と訴えていました。


私もその通りだと思います。


弊社の本社ビルを建てる際、商品管理室にクリーンルームを検討していた時の話です。

クリーンルームのメーカーの方との交渉の中で、「中で働くスタッフの方は1時間半で交替させて下さい」と言われました。

何故?と聞くと、無菌状態に3時間も居ると免疫力が低下し、外に出た途端、風邪をひくなどの感染症になってしまうと言うのです。

専門の方々は分かっているのに、現実は、なんでもかんでも「抗菌」「除菌」し、空気中の菌やウィルスを退治し、あたかも菌やウィルスが全て悪者として、お金をかけて退治しようとしています。

これって、クリーンルームに居るのと同じ環境にしようとしているのではないのでしょうか?


私は、小学生の頃、毎日何かしらの薬を飲み、月に1回は必ず風邪で1週間寝込むような、虚弱な子供で、5年生で小児性の糖尿病と診断されてしまいました。ガリガリだったのに・・・

糖尿病と診断されてから、一念発起して、41歳になる現在まで、お薬は一切飲んでいません。

我が家では、妻も知り合った時はお薬必須の女性でしたが、現在は何一つ飲んでいませんが、当時と比べると、別人のように健康的になりました。

3人いる子供達は、生まれてから薬を口にした事がありませんが、とても元気です。

今年、長男11歳と次男9歳は新型インフルエンザに感染しましたが、なんと1日で平熱に戻り、走り回ってました。これは、昨年、B型インフルエンザを自力で治した経験が生きているのではと思っています。

そして、2人とも、自らお茶を用意して核酸を入れて、積極的に飲んでいた事も、一つの要因だったと思います。

我が家では、どのような症状でも子供達自らが薬ではなく、核酸を飲み、自力で治そうとします。


子供が高熱を出すと、親としてはこれ以上の心配はありませんが、子供の将来を考えると、親のエゴで免疫強化の芽を摘み取るのではなく、免疫強化の経験をさせてもらっていると考え、耐え忍びます。

おかげさまで、非常に健康的で元気に育ってくれています。

消費者問題専門家の船瀬俊介さんは、ガンの患者学研究所の「いのちの田圃」102号の中で、「NK細胞がガン細胞を攻撃し、ガンを治す事を国民が知ったら、医学界もガン産業界も、じつに困る」と書いています。


私も、ガンのみならず、多くの症状に対して、免疫力の存在を否定するかのような、対策や治療内容に接する度に、何らかの意図が働いているとしか思えません。

後天的な原因による症状の多くは、生活習慣の改善と自らの免疫力で改善する事ができます。


病気や症状を治してくれているのは、薬でも治療でもなく、自分に備わっている「免疫力」なんです。


もっと自分の体を信じて、いたわってあげて下さい。

2009 年 12 月 15 日 10:32 AM

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