2011年3月7日月曜日

加齢性黄斑変性症

先日の日曜日、札幌市南区のミニバレー大会があり、今回は夫婦でチームを組んで出場しました。

妻は、札幌の女子では、なかなかのアタッカーで、サーブも良く、スパイクは男子の私よりも早いともっぱらの評判です・・・

いつもお世話になっているお姉さまと40歳になったばかりの今ちゃんと出場しましたが、自分が絶不調で、他の3人の活躍で決勝まではいったものの・・・
札幌最強チームとの対戦で、こちらがリードする展開にも関わらずフルセットの末、逆転負け・・・自 分が絶不調で、残念です。。。


さて、気を取り直して・・・

昨日、お客様から嬉しい連絡がありました。

加齢性黄斑変性症で核酸を使用されている女性からの電話でしたが、「朗報です」との第一声・・・

この方は、目のトラブルから核酸を使い始めた方です。

「加齢性黄斑変性症」と診断され、私が数年前に茨城で初めてお会いした際には、テーブルをはさんで1メートルくらいの距離でしたが、私の顔が全く見えないと言われる状態でした。

右目の視力が失われ、当時は視界の淵は何となく見えるが、中心部分が全く見えないと言われ、大きな不安を抱えていらっしゃいました。


=黄斑変性症とは?=

黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)は、欧米では、後天的な失明の原因のトップとも言われています。物を見るためにもっとも重要な網膜の黄斑部に、異常が起こるもので、失明することもある病気です。

日本でも、50歳以降の世代に発祥する「加齢性黄斑変性症」が増加しています。

糖尿病や緑内障と並んで視力障害を残す率が高く、注意すべき病気なのです。

黄斑変性症には、黄斑部が萎縮変性するタイプと、新生血管が発生するタイプがあります。
この新生血管型は急速に視力が悪くなるもので、「加齢性円板状黄斑変性症」とも言われています。

萎縮型は、網膜の細胞が老化し、萎縮したために起こります。
このタイプは進行が遅く、視力の低下や視野の狭窄も、比較的ゆっくり進むのが特徴です。

黄斑変性症は、原因や治療もまだまだ研究されている途中の難しい病気といわれています。


私が初めてお会いした4年前頃から、随分見えるようになってきている印象でしたが、ご本人はまだまだ大きな不安の中にいらっしゃいました。

昨年から、中心部も少し見えるようになってきていると言われていましたが、昨日の電話で、今はほとんど見えるようになったとの事。

最初は、つまようじの先程度しか見えなかったのに、本当に核酸で良くなるんですね~~~と驚かれていました。

以前は昼間でも室内の電気をつけなければならない状況も、現在は、夕方暗くなってからつければいい状態に・・・

昨年の夏には、毎日泣いて過ごしていたのに、こんなに回復できるなんて、夢みたいですと、大変喜ばれていました。



黄斑変性症は、元々欧米で後天性の失明原因のトップですが、日本でも急速に増えている症状です。

特に一定の年齢以上の方は、「加齢性」と年を取ったから出た症状と診断されます。

確かに年をとると出やすくなるのかもしれませんが、大切なのはその後の担当医のフォローです・・・

「年を取ったから仕方がない」「年だからもう治らない」などと言われると、言われた本人は大きな絶望の淵に立たされてしまい、もう治らないものとあきらめてしまう・・・

これが病気が治りにくくしている大きな一因だと思っています。

何歳であっても、命ある限り細胞は常に生まれ変わっています。。。

という事は、確かに若い方に比べてスピードは遅いかもしれませんが、改善される可能性は充分にあるはずです。

それを「年だから・・・」でかたずけてしまうとは・・・

年だから治らないのではなく、体の可能性を信じずに、治らないと決めつけているだけでは、治るものも治らない・・・

逆に、どんなに絶望的な状況でも、治ると信じて行動すると、奇跡が起こる事もあります。
まずは、既成概念にとらわれず、あきらめないで自分が望む結果に向かって進む事が大切だと思っています。


何はともあれ、今回の方は本当に大きな成果を手にされました。

弊社社長が常々言っている事の一つに、「我々は夢も希望も無く、真っ暗な中で不安で困っている方に希望の光を照らす灯台」があります。

今回も、黄斑変性症の恐怖から解放され、大きな希望を持たれた方からのご報告で、私たちも大きな勇気を頂きました。

ありがとうございました。

2010 年 9 月 28 日 9:51 AM

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