2011年3月1日火曜日

休む事は大切!

WHO(世界保健機関)の疫学調査によると、うつ病になる確率は人口の3~5%と言われていますので、決してめずらしい病気ではありません。

 現代では、よくある病気と考えた方が良いと思います。

中でも多いのは「軽症のうつ病」で、うつ症状が軽く身体症状が強いために、多くの患者さんは、一般の病院で診察をを訪れることになります。しかし、そこでいろいろな検査をして「異常なし」ですまされてしまうことが多いので、うつ病が見逃されてしまうことが少なくありません。出典:「家庭のドクター 標準治療 最新版」(発行:日本医療企画 - 総監修:寺下医学事務所)

先日、関西のお客様よりご相談があり、産後、体調を崩され、現在「うつ病」と診断され治療中との事。

お話をしましたが会話は至って普通で、確かに体調不良は多々あるようでしたが、うつ病って改めて何なのかを考えてしまいました。


以前、札幌市内のメンタルクリニックの院長と話した際、「うつ病は、病気を発症した時の習慣を変える事が出来たら再発しない」という話を聞き、多くの生活習慣病と同じなんだと感じた事を思い出しました。


日本人は、頑張りすぎるのではないでしょうか?

風邪を引いても仕事を休めない。。。

熱が出たら下げればいいし、咳や鼻水が出たら薬で止めればいい、今は下痢を止める薬もあるし、体に出る症状はできるかぎり抑えて、毎日の予定を変えない様に頑張る。。。


それで健康で楽しく天寿をまっとうできるなら、それはそれでOKだと思いますが、健康診断の結果におびえ、生活を制限され、生涯薬を飲み続けなければならないのに体調はいつも悪い・・・これってどうなのでしょうか?


ご相談の女性は出産後から血圧が上昇し、船の中にいるようなフラフラした感じがあって、病院で診てもらったら「うつ病」と診断されたとの事で、今は 調子の悪い日は一日中横になり、9ヶ月になる赤ちゃんの面倒は義母さんが主にみているとの事で母親らしい事を何一つしていないとご自分を責めていらっしゃ いました。


一人目の出産の際は問題なかったそうですが、二人目で今回の症状が発症したようですが、元々冷え性があり、血圧は下が高く、めまいのようなフラフラした症状もあることから、腎系の弱い体質の方と思われます。


腎系に負担のかかっている方の場合、関連する耳にはめまいなどの症状が現れ、下の血圧が上がりやすくなり、冷え性も起こりやすくなります。更に、女性の場合には婦人科系のトラブルも起こり易いと言われています。

特に妊娠中は、妊娠腎と言われるほど腎系に負担がかかります。

出産前からの体に蓄積してきた問題が、産後に一気に出てきたような印象でした。


以前、別の女性のお客様で、底抜けに明るくて、背が高く、スタイルも良く、ご主人は自治体のお偉いさんで、何不自由のなかった方が、ある日突然「うつ病」と診断され、別人のようになって私のところに相談に来られた事がありました。


その時に気付いた事は、人には必ず「プラスマイナス ゼロ(平均点)」のラインがあって、それ以上にハイテンションな時間があれば、必ずその分テンションが下がる時間が必要で、最終的には必ず「プラスマイナスゼロ」になるように出来ているのだと感じました。


ですから、頑張りすぎた方は、頑張りすぎた分、しっかりと休まなければならない時間が必要で、それでも休みを取らない場合に「うつ病」など、様々な症状で強制的に休まなければならない時間を与えられるのだと思います。

それでも薬などで対処し、無理な習慣を続けていく事で、本当の病気へと進んでいくのだと思います。

次に睡眠はとーっても大切です!

本来は日の入りと共に休むはずが、午前様になるまで起きている生活を何十年も続けたら、問題になるのではないでしょうか?

最近の研究で、平日と休日の睡眠時間の違いが大きければ大きいほどガンになりやすいという報告がありました。

平日は仕事があるから朝7時に起きるけど、休日は昼まで寝ているという方、いますよね。。。


・・・ダメみたいですよ。

私が担当しお客様で、奇跡的な体験をされる方の多くは、早寝早起きの方です。
早寝早起きの方は、回復も早い様です。

例えば、不眠症の方に「寝られなくてもいいので、早く休む習慣に変えていきませんか」と言うと、出来ませんという。何故?と聞くと、「見たいテレビがあるから」。。。

それでは、なかなか良くならないと思います。。。

でも、結構多いんです。。。


特に睡眠時間は大切です。

何時間寝た!ではなく、何時に寝たか!が大事です。
※特に、22:00~2:00の間は、体を修復する時間と言われるので重要です。お肌を良くしたい方は、この時間帯に休むといいですよ~。


先天的な病気以外、病気には必ず原因となる生活習慣があります。

まずは、疲れたときは休んで下さい。

熱が出たら、休んで下さい。

自分がいなければ、自分がやらなければという思いは一旦横に置いて、体の声を聞いて行動していく事が、現代社会の中で健康的な生活を営む上でとても大切だと思います。



若い頃は寝るのがもったいなく、睡眠不足の毎日でしたが、最近は眠くて、眠くて・・・

年齢と共に、無理のできない体になっているのでしょうね・・・

2009 年 11 月 17 日 11:57 AM

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