2011年3月7日月曜日

お薬の役目・・・

今日の札幌は、どんより曇りです・・・

新聞の記事の中に、市販薬を飲み続けるのは要注意といった内容の記事がありました。

私たち日本人は薬が大好き・・・
医者は検査の結果だけを見て薬を出すだけ・・・などと、よく耳にします。


実は、経済協力開発機構によると、国民1人当たりがお薬にかける金額では、日本は8位との事。

1・アメリカ
2・ギリシャ
3・カナダ
4・アイルランド

で、日本が8位・・・

医療制度が違うので、一概に金額で比較できない所もあると思いますが、国は違えど、お薬には沢山のお金をかけているのですね・・・



その記事の中に、興味深い内容が2点ありました。

①鎮痛・解熱薬と腎臓病

アメリカ、スウェーデンなどで鎮痛薬・解熱薬を生涯にわたって服用した総量と腎臓病との関係を調べた結果、鎮痛・解熱薬を500g以上服用した人 は、慢性の腎臓病になる割合がそうではない方に比べ3.3倍になるとの事。

標準的な服用量からすると400日~500日分に相当するとの事・・・

服用量と腎臓病との間に因果関係は認められないとの報告もあり、結論は出ていない様ですが、要チェックの内容です。



②鎮痛・解熱薬と胃潰瘍

鎮痛・解熱薬を10日以上飲み続けると、薬によっては過半数の人に胃炎や胃潰瘍が生じるという確かなデータもあるそうです。

以前は処方箋が必要だった薬も今は市販薬として購入できたり、以前はガンの治療の際にしか使用できなかった麻薬性のパッチ薬もガン以外の治療にも使えるようになったりと、困っている方には朗報ですが、使い方を誤らない様、注意が必要だと思います。



先日、吐き気や胃痛のお問い合わせがありました。

病院からお薬が処方され服用されていましたが、その薬を飲んでいても症状が全く治まらないとの事で、お薬を調べて見ましたら、吐き気や胃痛、胃潰瘍のお薬なのに、副作用として、おう吐や胸やけを始め、胃腸の副作用が報告されています。

今までにも、肝臓のお薬なのに副作用として肝機能障害や黄疸などが報告されています。

そのお薬を飲むと諸症状が楽になったり解消されていればお使いになられるのは当然ですが、飲んでもなかなか症状が変わらない場合には、お医者さんにご相談の上、お薬を変えてもらったり、一定期間中断してみる事も必要なのではないでしょうか?



追伸

私は、小学校5年生の頃、尿検査で異常が見つかり、再検査でも異常が出た為、精密検査を受けた結果、糖尿病との診断結果でした。

実は、当時の私は大の「薬好き」で、毎日何か薬を飲まなければ気が済まない状況にありました。

少し頭が痛ければ、学校に行く前に町の診療所に行って診てもらい薬をもらって飲んでいました。
正露丸もバファリンも総合感冒薬も常に私の近くにありました。

しかし、不眠症でいつもどこか気分が悪い状態で、少し体育の時間に頑張ると熱を出し、校庭に設置されている遊具で遊ぶと1週間は気分が悪くなるなど、いつも体調が悪いので、何かと薬に頼っていました・・・

不眠症もありましたので、夜な夜な、寝たらもう二度と目を覚まさないのでは?
何歳まで生きられるのだろうか?などと、大きな不安の中で毎日を過ごしてしました。

毎月1週間は必ず風邪で寝込みますし、小学生ながら自分の人生の中で最も不健康な時期でした。。。

好き嫌いが激しく、食も細く、牛乳はビンでしたが1本飲めず、コッペパンも1個を食べられず、いつも友達が食べてました。

友人はというと、牛乳の一気飲み大会をやってたり、野山を駆け巡り、昆虫を採取したり洞爺湖で泳いだり、大自然の中で毎日遊んでいましたが、自分はどちらかというと家の中でオモチャで遊ぶ方が多かった子どもでした。




そんな中での糖尿病宣告・・・
今でも当時の事は鮮明に覚えています。。。

ハーレーダビットソンの大きな模型が飾ってある院長室に呼ばれて説明を受けましたが、「大変珍しい事ですが糖尿病です。一生薬が必要となります」と・・・

えっ!?


今まで誰よりも病院に行って薬を飲んでいたのに、なんで俺が糖尿病に?????

その瞬間から自分自身の中での病院信仰、薬信仰がガラガラと崩れ落ち、以来、アキレス腱断裂で入院していた時を除き、一切お薬を使用した事がありません・・・

私の子どもたちも、新型インフルエンザになっても、口内炎ができても、自分で温かいお茶を用意して核酸を飲み、早く寝たり、食べ物を変えたりして、自分の体は自分で管理しています。

体は、何よりも強力な免疫力を擁し、あらゆる外敵から身を守ってくれています。

更に、いついかなる状況になっても、切り取らない限り、体は最後まで元の状態に戻る力を備えています。


特に私が経験した糖尿病などの生活習慣病は、先天性のものでなければ、生活習慣の改善で治す事ができます。

お薬と仲良く付き合っていくことも必要ですが、お薬を使う前に、病気にならない体作りが大切なのだと思います。

2010 年 11 月 19 日 1:34 PM

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